ある夜の出来事 ティファニーで朝食を

今晩は、店主の石原で御座います。

 

その夜、社長を務める、ちえみ(仮)さんが、某百貨店外商部中堅イケメンどころ二名を引き連れての御来店。

 

いつものボックス席に御案内、ちえみさんを挟んでの〝ブルゾンちえみwithB〟状態。男性二名もちえみさんと同じ、マッカラン12年をロックでのご注文を頂きます。

 

日頃の仕事のストレス発散は、自宅に、外商部を招いてのお買い物。

 

年中無休のちえみさん、百貨店まで、行ってる時間がないという。

 

外商部の方々が、本当によくやってくれてるとの事で、今夜は、ディナーの御招待ののち、

 

「もう一杯、軽く、どう?」

 

当店に御来店頂きました。

 

お話しは、やはり気になる新作入荷状況、国内に在庫がなければ外商部のコネを使い世界中からお取り寄せします。

 

「へぇーーー。」

 

遠目から聞いてると、暇している私を見て

 

「ねぇ、マスターも、一杯、呑んだら?」

 

「ハイーーー!」

 

乾杯させて頂きます。

 

その後も、ちえみさんはスカートを摘みながら、脚を組み替えて、外商の話に、耳を傾けます、さすが、、、外商部、背中は一切、付ける事なく、入荷状況を手振り身振りを加えて、御説明します。

 

多い時で、月に、八桁を超える買い物をするという、、、。

 

そろそろ、お会計のタイミングの前に

 

「マスター、タクシー、二台、呼んでくれる?」

 

二人に、タクシーチケットを渡してからのお会計のサイン。

 

「明日もあるんでしょう?」

 

外商部の二名を先にお帰り頂だき、最後にカウンターで、追加の一杯。

 

ここからは、オフレコな話もバンバン、今後の世の中の流れと傾向、ちえみさんの会社の裏話はたまた、これからの飲食業界のあり方、当店へのアドバイスまで、まぁー、コンサル料金が発生してもおかしくないぐらい、人生においてもためになるお話ばかりだ。

 

コレがですよ、、こんないい話はと、次の夜には、あたかも、自分の話のようにすり替えて、しかも、少し盛ってですよ、ドヤ顔で話をする私がいます、、、。

 

そして今夜も、こーやって、私がカウンターの中で立って居られるのも貴方様のご指導、ご鞭撻が、あっての事と存じます。

 

それでは、今夜も貴方様の御来店、心よりお待ち申し上げております。f:id:bardragonfruit2002:20180622015850j:image