オーダーは、何時もの、、
「タンカレージンのロック二つ!一緒に呑もうや」
「一年ぶりだな、ヒサヤなぁー…」
ジョニーは、ライブの話は、ほとんどしません。
「どうだ店は?」
「痩せたけど、飯食っとるんか?」
「ハネェーは、おるんか?」
「単車は、乗っとるんか?」
杯も進み、閉店間際になると、ダバコに、火をつけながら
「なぁ〜ヒサヤ〜……一回ぐらい俺の店、来いよ〜〜」
「そうだよなぁ〜花だけ送って、〝行く行く〟詐欺だよなぁ〜」
ジョニーは、愛知で〝矢沢永吉モノマネ?カラオケバー〟を経営しているのです。
実家に帰省した時でも遊びに行くよ、、今度こそ!
その後数年、、ジョニーは、矢沢さんファンクラブの友人達と交流が深まり、当店まで、たどり着かなくなります。
「ヒサヤー、今年も、そっちまで…行けそうもないわー」店に電話が入る。
「でもよー、今度、先輩を連れてくで、ヨロシクな!」
「了解、了解、いつもありがとう!」
つづく