休業充電生活 サードシーズン 26日目

「マスターいつからやるの?」

 

換気全開の入口からステラが声を掛けてくれた。

 

「おぅ!俺が聞きたいよ〜…よかったらコーヒー飲んでってよ。」

 

強制的に店内に引き込む。

 

 ステラはコーヒーに砂糖とミルクをたっぷり入れて近況を語ってくれた。

 

大手企業に勤めるステラは週五出社、上官でもある鬼軍曹からテレワーク徹底する様に指令が出た…その作戦は

 

自社の会議室AとBにパソコンを持込み小兵隊はここでテレワークを遂行するという、、

 

「これって…テレワークっていう?」

 

「・・・・・・・・・・。」

 

(中略)

 

 そんなステラのプライベートは極めて順調な御様子、こんなご時世でもデートを重ねイチミリの不満もないと微笑む。

 

この一年、老若男女の新規デートは非常に厳しい状況とたった、そんな環境下でも積極的にデートをしてきたリサが呟いていた事を思い出した。

 

〝飲食店の時短営業にかこつけ、二度目のデートは自宅でデリバリーしてお酒を楽しもうと誘われる…これが時期尚早ととるか、とらないか、この判断が悩ましいところなの…〟

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