男もつらいのよ

その夜も熱帯夜、

代々木上原着の終電が終わった頃、

クロスバイクを押しながら

今週、

二度目のタイガーにご来店いただく、、

カウンターに着席して

目の前にあるバーボンを指差し

「ダットソーダで。」

冷蔵庫からツメシボを手渡して

タイガーの一日を聞く、

朝から深夜まで働き、

朝飯も昼飯も食べれなく

会議と作業の一日だったと、

本日の一食目は

0時過ぎの代々木上原駅内のなか卯

親子丼大盛りとはいからうどんの単品、

生ビールも二杯飲んできたという。

「それは…おつかれちゃんだゎ。」

タイガーは、

一口呑むと愚痴がとまらない。

私なりに要約すると、

先方の無茶振りを受け入れながら

上司の意見も取り入れ

後輩の面倒を見なくてはいけない。

タイガーはふらふらトイレに立ち、

「じゃ…明日も早いけどもう一杯!」

午前1時______

タイガーは社用携帯を凝視する。

「スンマセン…ちょっと、

これからミーティングになりそうなんで外出ます。」

タイガーは

二杯目のハイボールを一口飲むと

ポケットからイヤホンを取り出し、

スマホと煙草を手に外に出た。

数分もしないうちに

ハイボールの氷が溶け始め

〝カラーン〟と響いた。

それでは、

今夜もこの辺で、

素敵な週末を

good night…