その夜、
22時を過ぎたころ
「こんばんは、三人で後で数人来ます。」
「奥の席どうぞ。」
思い出した!
一年に一度ご来店いただけるイケメングループのリーダーの方だった。
のちに一名様づつご来店で
合計七名となった。
上座の男性が
「一年ぶりのドラゴンフルーツです。」
「ですよねー、今年もありがとうございます!」
もう四、五年同時期に来店いただいていると思う。
皆さん、
クールなファッションとクールな髪型をしていて
記憶に残るイケメングループ、
飲み方もスマートで礼儀正しいのです。
オーダーは
クラフトジンを使ったカクテル、
ジントニック、モスコミュールに
ハイボールと各々のお酒を楽しんでいただく、
最後にご来店いただいた
男性は
クランベリージュースをオーダーして
改めて乾杯となった。
(中略)
杯も進み、
「…お会計お願いします!」
「はい!ありがとうございます。」
集計しながら聞こえた。
「ここは、
男気じゃんけんにしませんか。」
「いーーすねぇ。」
皆さん、
賛同しているのがわかった。
前代未聞
二十三年のドラフルで
お初となる男気じゃんけんが始まった。
「男気、男気じゃんけんポン‼️」
「イェーーーー❗️」
「あちゃーーー。」
童心に戻った少年の歓声が店内に響き渡る。
私は
集計した伝票を胸もとに伏せて勝者をジッと待つ。
数回のじゃんけんののち…
なんと!
最後に
ご来店いただいた
クランベリージュース一杯の男性が一本勝してしまった。
「ご馳走さまっす‼️」「ご馳走さまっす‼️」
「ご馳走さまっす‼️」「ご馳走さまっす‼️」
「ご馳走さまっす‼️」「ご馳走さまっす‼️」
男性は
全く悔しがる様子もなく
「これでお願いします。」
伝票の上にそっと乗せてくれた。
それでは
今夜もこの辺で
素敵な週末を
good night…