その夜、
世田谷区から塗装業三代目のご夫婦にご来店いただく、
社長はヘアースタイルもバッチリ、
ラペルベストも決まっている。
奥様は
淡い色のフォーマルドレス。
「おっ!パーティですか?」
「いえ、今夜は平井堅のコンサートだったんです!」
「いいっすねぇ。」
毎回、
お洒落なご夫婦ですが今夜は一段と素敵だ。
社長も奥様も
自家製ジンジャーエールのモスコミュールをチョイス。
夫妻は、
結婚して二十七年、二人の子育てと仕事に追われ、
二人で、
コンサートに行くのは初めてだという。
「ちょっと、ステキチだわ❤️」
この三週間、
平井堅のアルバムをヘビロテして、
気持ちをアップに。
当日は
どんなファッションで行こうか悩みながら
この日を指折り数えてたという。
「もーー泣けちゃう❤️
で、コンサートはどうでした?」
「最高でした❣️
一曲目は夕焼け小焼けではじまり…」
(中略)
コンサートが終わって
代々木公園駅に向かう途中から大混雑で駅にすら入れないので
歩いてドラフルに来てくれた。
「そーなんですね、、
近年の代々木公園界隈でコンサートが重なると、
神宮前駅、代々木公園駅、渋谷駅と
すし詰め状態となり駅側の判断で入場規制があるみたいですよ。」
鉄板ナポリタンと玉子焼きをシェアしながら奥様が語ってくれた。
「今日は、
早めに行ってコンサート会場の雰囲気を楽しもうと…
グッズを買うのに一時間、
ドリンクを買うのに一時間、
トイレも長蛇の列だった…
コンサートは
年取ったら行けないと思った。」
「なるほどねぇ…。」
ちょっと、
お疲れなところもあるが…
そんな、
疲れも吹っ飛ぶ
平井堅の声量に酔いしれた夜だったと
二人は微笑んでくれた。
今夜のラストは
もちろん平井堅さんですね、
名曲ばかりですが…
ドラフルと同い年(2002)発表の一曲、
PVが斬新でねぇ…
亡くなった祖父を思い出すのです。
それでは
今夜もこの辺で
素敵な週末を
おやすみなさい…。