ある夜の出来事 憧れのREDWING

その夜_____

〝チリーーーン〟

「ヒサくん、久しぶり〜。」

「おっ!いらっしゃいませー。」

アントニオに御来店頂いた。

アントニオは

私が

下北沢バーイデォサバンで

店長を勤めていた頃からのお客様

今宵は

彼女と下北沢の老舗焼き鳥屋〝駅〟で

食事のあと二駅

上って頂き御来店頂いた。

アントニオは生ビール

彼女はジントニック

昔話に花が咲く

「懐かしいわぁ〜」

 

(中略)

 

「じゃあ…ごちそうさまでした。」

「ありがとうございます。」

〝コツコツ、カツカツ〟

お見送りしながら思い出した。

「そうそう!アントニオ、コレ覚える?」 

私は足下を指す。

二十七年前_____

ロスに出張するアントニオに

頼み込んで

買ってきてもらった

レッドウィングのブーツを

その夜

履いていた。

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二十七年間からなる

ヤレ感は一夜にして成らず

いくつになっても

憧れのレッドウィングを

履きこなせる

自分でありたいと思う。

※REDWING(ワークブーツブランド)

1905年アメリミネソタ州で創業

私のは

エンジンアブーツ2268  US10 D

90年代前半に流通していたPT91茶芯(革の断面が茶色)

先端に鉄板が入っており空港の保安検査ゲートでは

脱がないとチンコン鳴ってしまいます。

(片足約1.1㌔)

それでは

今夜も

この辺で、

東京は桜満開宣言しましたね

素敵な週末を

good night…