その夜______
開店から十分
青年に御来店頂くメニューを最後まで御覧頂き
「ジントニック下さい。」
完成したジントニックを
一口召し上がって頂いた頃に…
「お近くですか。」
「いえ、近くもないうえ代々木上原は初めて降りました。」
(中略)
青年は
ドラフルのブログを見て来たと語り、
細かい描写まで読んで頂き
アノ話、コノ話の質問を受ける
文面から
マスターが若いのかオジサンなのかわからなかったという。
青年の名は
F県出身のJ大学に通う二十歳、
中学の頃から
父親の行きつけのバーに
ソフトドリンクで付き合っていた。
そこの
聞き上手でとても楽しかった思い出から
現在、
銀座のバーXで週三、四バイトをしてるという。
「客層が良さそうだね。」
「それがぁ…
ばっかりなんです‼️」
(笑!)
アドリアーノは口をとがらせ話してくれた。
激烈な
年の差カップルで御来店して
当初、
女性は〝素敵なバー♡〟ニコニコしているが
途中から
表情がこわばり
退店時には
死んだ魚の目になって
退店していくという。
「えーー怖いてぇーー❗️」
そこで、
マスターに相談がありまして…
「どうぞ。」
バイト中、
男性がお手洗いに立った際、
女性から
SNSの交換を求められたんですけど
どうしたらいいですか?
うーーん、コレはねぇ…
いつ戻って来るかわからない
オッサン(早ションもある)だから
その場で、
スマホを向き合わせるのは良くない
なので、
彼女と目線を合わせ
今回は
お連れさんもいらっしゃるので
丁重にお断りして
名前のアドリアーノだけお伝えする。
次回、
「僕がいる時飲みに来て下さい!」
個人的に御来店してもらい
その時に会話を楽しむなりして
SNSを交換をすればいい
その女性が
アドリアーノの事が気になっていれば
近いうち訪ねて来るから。
「そーーします❗️」
それでは
今夜も
この辺で
素敵な週末を
おやすみなさい。