白内障手術のご報告②

前回の続きになります。

手術当日は休みを頂き、

両目のうちに映画でも観てから病院に行こうと、

時間と場所から

リトルリチャードのドキュメンタリー

〝LITTLE RICHARD I am Everything〟に決めた。

両目と言いながら

ほぼ片目での映画鑑賞、

近年、

スクリーンに向かって右側の座席を好むのも

左目で観ていると思えば納得出来た。

手術二時間前

最終点眼薬の瞳孔を開く薬を

映画館の座席で点して

病院へ向かう、

眩しさが増して段差がわかりにくい。

階段は手すりに頼った。

電車に揺られ病院に到着、

受付を済ませ、

看護師さんにペンライトで

瞳孔の開き具合をチェックして頂く、

「うーん、もう少し目薬を点して下さい。」

待合室で待つ事三十分、

首に番号札④

(四番目)

右頬には赤いシール

(手術の目を間違えないように)

本日の

手術患者は九名、

①番から一人づつ手術室に入っていく、

十五分ほどで眼帯をして出てくる。

②番のシニア女性が私の方に来て

「大丈夫よ、痛くもないし、少し眩しいだけ。」

術後にもかかわらず

声をかけて頂き、

マザーテレサに思えた。

私は

立ってお見送りする。

そろそろかぁ…

「石原さーん。」

「はい!」

目の麻酔薬を点眼して手術室へ

クラッシックが流れるなか

リクライニングシートに着席、

モーター音もなくゆっくりと倒れていく。

右目だけをくり抜くたマスクのような被せものが顔を覆う。

右目は閉じる事が出来ないが

常温の浄水が眼球に流れており、

キラキラした照明なのかナイトブールで

水中から見上げている感じだ。

眼球を触られている感覚はあるが

痛みはほぼない。

数分後

突然、

執刀するメスなどが見えるようになり

レンズの微調節しているのがわかる。

(レンズが入ったか?めちゃくちゃ見える。)

更に数分後

先生同士で

何やら専門用語が飛び交い

素人ながらも何か問題発生したのがわかる。

一旦、

照明が落ち真っ暗闇に

執刀医から

「石原さん、水晶体がねぇ…損傷してるけど何かぶつけた?殴られたとか。」

「いや…ないです。」

「…大丈夫、もう少し待って。」

と、大きく息を吸い

照明が点き執刀が進んだ。

「はーい、石原さん終わりましたよー。」

リクライニングシートが起き上がる。

「あ、ありがとうございました。」

過呼吸気味ながらも

よろよろと、看護師さんに案内されながら

⑤番の方と入れ替わる。

壁掛け時計を見ると

私の手術時間は二十五分ほどで

レンズとリングを交換した。

お会計は

保険三割負担で

四万四千円ほど、

痛みや違和感はないが

片目で

電車も不安なので歩いて帰る事にした。

翌日

病院に行き

二十四時間ぶりに眼帯をぺりぺり外してもらう。

「はい、目を開けていいですよ。」

視力は

0.03から1.2まで回復した。

それでは

今夜も

この辺で

素敵な週末を

おやすみなさい。