今晩は、店主の石原で御座居ます。
バーの楽しみ方は、人それぞれだが、その夜、女性が、お初の御来店、、大きめな鞄をカウンターの椅子に
「ドン!」
置いての隣に、着席です。
「ガサ‥ガサ‥」
鞄に手を入れて煙草とスマホを取り出します。
繋がっていたイヤホンは、鞄にしまい込みながら
「え〜と、マリブコークをお願いしまーす。」
「かしこまりました。」
私は作業に入ります。
女性は、マルボロライトに火を点けて一服です。
「ふぅーー。。」
ひたすら、スマホとにらめっこ。
「お待たせ致しました。」
「ありがとうございまーす。」
下を向いたまま、スマホを見続けます。
話しかける雰囲気でもないので、バックバーにもたれながら、お客様の様子を伺います。
(うーん、待てよ‥、何処かで、会った事が、あるような、、何処だ?いゃぁ‥‥どこだ‥‥思い出せない。)自分で、言うのもなんだが、結構、人の出会いは、覚えている方なのですが、、気のせいか‥。
自分に言い聞かせる。。
二杯を飲み終わる頃、スマホチェックが済んだようだ。
伸びをしながら
「お会計、お願いしま〜す。」
鞄から財布とイヤホンを取り出します。
与太話は、ゼロでのお見送り
「どーもー、ありがとうございました〜」
お見送りで、思い出した!
「あーーー!あ・の・と・き・の女子高生だ・・・。」
これがまた、あちゃー、残念ながら閉店のお時間となってしまいました。
この続きは、次回という事で、今夜も御来店、誠にありがとう御座いました。