まだまだ、寒い日が続いておりますが皆様お変わりありませんでしょうか?
私は本日も平熱、味覚アリ、血圧変動ナシ、体重は大台を行ったり来たり体調管理には気を使いますが熊の冬眠並みに睡眠がとれているので体調は問題ナシ。
防寒、マスク着用して自転車で店に向かうが人通りはある、やはり気になるのが周囲の飲食店、フランス料理店のSiOさんは、8:30から朝ディナーが始まった。
店に到着、本日の作業は年末に出来なかった大掃除を開始するも、通年の半分以下の時間で済んだ、、これは、前回の緊急事態宣言中に豪快な断捨離を行った事によりスッキリした空間になったためと思われる。
そんな…今夜は時間が余ってしまったのでお客様によく御質問頂く事ついてお答えさせて頂けたらと思います。
Q、なんでドラゴンフルーツなんですか?
A、ハイ、2002年の3月に下北沢のバーイディオサバンを退店した頃、御常連のお客様男女四名でベトナム旅行に行こうと話が出たが私は開店資金を減らす事に難色を示していた。
コーディネーターのジンジャーは某女性誌の編集者、特集で〝大人のヴェトナム〟を取材したばかり、どこの旅行会社よりも完璧なコースを案内出来ると熱く語ってくれた。
「ヒサさんも、こんな時しか長期休暇は取れないし…少しゆっくりしたらどう?」
翌日、都庁にパスポートを作りに行く。
(中略)
成田発ヴェトナム航空に搭乗しアオザイを着用した美しい客室乗務員に案内されながら約八時、ホーチミン国際空港(改装前)に到着した。
ゲートを通過すると目に映るもの全てが…まるで別の惑星に来たのか?と、思うほどの衝撃を受ける。
傘を被ったオバチャンが屋台に山積みにされた、花?野菜?果物?…これは何だ?
それが、〝ドラゴンフルーツ〟との出逢い、日本に例えるとリンゴやミカンといったポピュラーな果物のようであちこちの屋台で見かけた。
世の中を知ったふりをして自分が見てきた世界は狭かった、日本が島国だと認識したのもこの時……自分の店を持つにあたり初心にかえる意味も込めて、その夜、サイゴン川沿いにあるマジェスティクホテルのバーでマティーニを飲み干し…店名は
〝バードラゴンフルーツ〟と決めた。