ある夜の出来事 君の瞳は10000ボルト

その夜…

 

あの俳優ダグラスが後輩役者と御来店頂いた。

 

役者談議に花が咲きげきを飛ばす、

 

(中略)

 

ダグラスはラムのロックを召し上がりながら

 

カウンターに肘をつき前のめりに、

 

「あの〰︎〰︎よかったら一緒に呑みませんか。」

 

ひとり呑みをしてるルーシーに声をかけた。

 

ルーシーは目線だけ私に向けて

 

(わたしのこと?)

 

(そうそう。)

 

ルーシーは左を向いてダグラスに

 

「…もう呑んだので帰ります。」

 

ルーシーはお会計を済まし、私は出口までお見送りさせて頂く

 

 

程なくして、

ダグラスもお会計、後輩役者と退店する。

 

 

その場に居合わせたお客様で

 

〝あの連ドラの主役でしょ!〟

〝声でスグわかった!〟

〝あのダグラスの誘いを断ったルーシーが格好良すぎる!〟

 

キャーキャー!キャーキャー!

 

本日、二度目の花が咲く。

 

 

 

後日____

 

 

ルーシーは俳優ダグラスを全く知らなかった。

 

今夜はこの曲でお別れです、

大阪のタフボーイ新田さんからのリクエスト、

good night….