私が
このお酒と出逢ったのは
下北沢バーイディオサバン時代に遡る。
小生、二十七歳
今は亡き浅野さんに
「久也さぁ、今度、信濃屋(世田谷の酒屋)に行って
早速、
「久也も一杯呑みなよ。」
ロックグラスにストレートで杯灼させて頂く
まずは
香りから…
「うっ…何すかコレ。」
浅野さんは笑いながら
「コレがウィスキーだよ。」
「マジっすか❗️
コレ、飲み物すか⁉️」
あれから二十八年間、
店にない日は一日もなかったが
2023年4月_____
当店の
ラフロイグ10年と18年が完売した。
酒屋からは
昨年末から入荷ナシ。
ネット上ではプレミア価格となり手が出ない
私は突然
店を出て行ってしまった恋人を探すかのように
雨の日も風の日も、
近所の酒屋、
出先の酒屋、
コンビニ、
ディスカウントストアー、
スーパーに足を運んだ
在庫切れのラフロイグの棚には
〝取り置き不可〟
〝店頭販売のみ〟
〝お一人様一本まで〟
ポップだけが励みになった。
時に女神は微笑み
在庫一本の
ラフロイグを手に取る事が出来た。
右/ラフロイグ10年(スタンダード)
左/ラフロイグセレクト(ノンエイジ)
ラフロイグセレクトは
度数は3度数下がり40%vol.
内容量は50ml減って700ml。
右/ラフロイグ10年
左/ラフロイグセレクト
色見も違うのも
お分かり頂けるだろうか。
浅野さんは
ウィスキーの辿り着くところは
ラフロイグだと煙草を吸いながら
語っていた事を思い出す。
それでは
今夜も
この辺で…
素敵な週末を!